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COLUMN

賃貸管理 約 8 分で読めます

「空室率が低い県」というだけで
収益物件を購入するリスク

不動産投資で収益物件を購入するなら、なるべく空き家の少ない県にある物件を選びたいですよね。しかし、単に県全体の空室の割合で購入の判断をするのはリスクが伴います。今回は、空室とマンション投資についてお伝えします。

空室率が低い県は不動産投資に成功しやすい?

収益物件を購入するとき、不動産投資家はそのマンションが所在する都道府県にどれくらい空室があるのか注目しているはずです。空室の割合は県によって異なります。空き家が多い県への投資は一般的に言って投資家にとって不利な状況になりますから、注意が必要でしょう。投資をする際にはなるべく空き家の少ない県の不動産を狙うことで、失敗を避けたいところです。

ところが、単に県全体の数字を見て不動産投資の判断をするのは却って危険です。県全体では空室が少なく見えても、実は一部の地域では空室が多いということもあり得ます。いくら空室が少なく見える県であっても、一概に不動産投資に成功しやすいとは言えないのです。

空室率に影響するものは?都市部から離れるほど空室率は高くなる

空室の割合が高い地域と低い地域の違いには、一体何が影響しているのでしょうか。一般的には、都市部から離れるほど人口が減少し、空き家が多くなる傾向にあります。周辺に賃貸住宅が少なく、かつ人口が増加している地域ほど、空き家が少なくなります。空室の少ない県の中でも、収益物件が都市部と地方のどちらにあるのかを見極めてから、マンションを購入する必要があるでしょう。

兵庫県・大阪府の空室率と人口動態

大阪・兵庫エリアは、関西圏の主要都市を擁する地域として収益物件の投資対象として注目されています。

西宮市は文化施設や教育施設が揃い、豊かな教育を受けられる環境が整っているため、若い子育て世帯を筆頭に住み始める人が多い地域です。神戸市は、海のある美しい景観が魅力的な街として依然として高い人気を誇っています。大阪市は文化・芸術・スポーツなどの活動が盛んで交通の便も良く、快適に暮らせる街として知られています。

空室率のデータは総務省「住宅・土地統計調査」(5年に一度実施)で都道府県・市区町村別に公表されています。最新版(2023年実施・2024年公表)では全国の空き家率が約13.8%と過去最高を更新しており、地方では空き家問題が深刻化する一方、大都市圏では相対的に低い水準を維持しています。物件購入を検討するエリアの最新空き家率は同調査の集計表からご確認ください。

投資するマンションのあるエリアの空室率の理由を知るべき

マンションに投資するなら、そのエリアにどれくらい空き家があるのかを知っておきましょう。誰も住んでいない空き家は手入れをする人がいないため、見栄えが良くないままで放置されてしまいます。見た目だけでなく治安の面での心配もあります。そのため、住む人がますます離れていくという悪循環に陥りやすいのです。どうして空き家が多いのか、その理由を知ることで、より投資のリスクを少なくすることができます。その地域の人口などのデータから、状況を把握してみてください。

単純に空き家の少ない県であっても、エリアによっては空室が目立つこともあります。収益物件を購入する前に、地域ごとの空き家の状況をミクロに見ておくと、リスクをなるべく少なくできるでしょう。大阪市・神戸市・西宮市などのエリアは人口の底堅さが期待できますが、物件ごとの立地・築年数・設備水準を総合的に判断することが大切です。


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